銚子ヶ口岳・イブネ・クラシ・タイジョウ・カクレグラ縦走
2007年4月5日(木)快晴


イブネから眺めた雨乞岳

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誘っていただいたAさんのレポはこちら  必見です!


《往路》
自宅出発 04:45。「東大阪北」から近畿道〜名神「八日市I.C.」から八風街道を東。永源寺手前の信号を甲津畑方面へ右折、甲津畑の集落を通り越して永源寺グリーンランド付近着06:30。1台をデポして杠葉尾(ゆずりお)の神崎川発電所分岐へ。

《山歩き》
駐車位置07:31 〜 林道終点08:11 〜 東峰09:24 〜 銚子口09:38 〜 中峰09:47〜 水舟の峰10:45 〜 大峠10:51 〜 11:07休憩位置11:22〜 クラシ 12:28 〜 イブネ12:51 〜 13:01 佐目峠 13:15 〜 杉峠への分岐 13:20 〜 タイジョウ14:00 〜 ガレ場15:04 〜 カクレグラ 15:41 〜 巡視道分岐16:21 〜 鉄塔162 16:21 〜 巡視道分岐 16:36 〜 鉄塔161 16:48 〜 林道 17:26 〜 駐車位置 17:40

《復路》
駐車場出発 17:50。往路を逆順にて自宅着20:05。


先週、Aさんに御池岳・藤原岳へ福寿草と節分草を見に誘っていただきました。そのおりに、「イブネ・クラシへ行ってみませんか?」と、声をかけていただきました。
以前、AさんのH.P.を見て「イブネ・クラシは良さそうですね!?」と、私が言っていたことを覚えていてくださったのです。感謝です!!

そんないきさつで先週の木曜に続いての鈴鹿です。
家内も私が一人で山へ行くときは嫌な顔(心配げな顔)をしますが、複数で出かけるときや特にAさんと一緒の時は、クレームも付きません。


今日のゴール地点甲津畑の鳴野橋で7時に待ち合わせ。
永源寺手前の信号を甲津畑方面へ右折、「甲津畑の集落に入ると道が狭くなるから、手前を左折するように」と、Aさんからメールをもらっていたのに、県道をまっすぐに集落に入り込み、両脇の石垣に車体をすりそうになりました。
集落の10メートルほど手前の「甲津畑小学校の道しるべ」を目印を左折して集落を迂回しなければなりませんでした。

永源寺グリーンランドの付近で地図を広げていたらAさんが到着されました。
Aさんの車をココにデポして、私の車で八風街道まで戻り杠葉尾(ゆずりお)まで向かいます。
「京の水」手前で通行止めになっていたのを、勘違いして一度八風街道を東へ歩き出しましましたがすぐに間違いに気付かれ、車に戻り神崎川をキャンプ場の方へ上がってゆき保安林林道出合に車を停めて再び歩き始めました。

保安林林道出合

銚子ヶ口岳

セト峠


林道はよく整備されていて落石などもありません。林道終点まで車で入ってこられるようです。
ココから急斜面の登りです。モノレールがちょうどよい高さにあるので、モノレールを支えにして登っていきます。
1時間ほど登ると、先週歩いた御池岳・藤原岳やそのさきに霊仙山ものぞめます。
それにしても、今日は良い天気です。2日ほど前は黄砂が大変でしたが、今日は見晴らしもよさそうです。

整備された林道の様子

林道終点(モノレール始点)

御池岳方面


モノレールを登りつめた尾根から、御池岳・藤原岳方面


肉眼では、伊勢湾、中部国際空港、知多半島その先の知多湾までマル見えです。
釈迦岳から根の平峠・国見岳・御在所への尾根。


東峰

日本庭園のような尾根

銚子ヶ口岳


中峰から南峯・東南峰を探索した後にもう一度中峰に戻り、イブネに向かいます。

前日の雪が残る登山道

馬酔木(あせび)

水舟の峰


朝も早かったのでお腹が空いてきました。大峠を過ぎた見晴らしのよいガレ場で食事休憩にしてもらいました。

休憩したガレ場

ヘビイチゴ


中央にガレ場が2カ所ある尾根を昼から歩きます。
左のピークがダイジョウ。その奥が綿向山? 右のピークがカクレグラ。


休憩後、なだらかな尾根道をイブネに向かって歩き出します。手前のピークは少し急傾斜ですが。イブネの草原がだんだんと近づいてきました。


イブネ草原到着です。クラシは木に覆われて視界がききません。


イブネの草原から眺めた南東方向。(御在所山・鎌ヶ岳)
御在所山・鎌ヶ岳・雨乞岳のパノラマ(1200pixels*333pixels)はこちら


イブネの道標を過ぎてなだらかな道を下っていくと佐目峠です。途中ハルリンドウという花が咲いていました。
デジカメをマクロモードにすると、なかなかピントが合ってくれずピンぼけの写真ばかりです。温度は低いとバッテリー不足の警告が出てズボンのポケットに入れて体温で暖めながらの撮影です。
佐目峠には割れ目の入った岩があります。いい目印です。


杉峠への分岐を過ぎて、尾根を下りまた登っていくとタイジョウ(大丈)です。
ココからの下りは、目印もなく、大きな岩は凍っているし足許は苔で滑りそうになるし、本日一番のスリル体験地帯でした。
少しも大丈夫ではありません。


この尾根は石楠花が多く、薄い踏み跡の道を石楠花の枝を払いながら歩いていきます。
左の写真は、カクレグラ手前のガレ場です。カクレグラへの登りが本日最後の登りです。
カクレグラの山頂は、明るい尾根道が佐目町の方向へ続いています。
私たちは、今朝車を停めた渋川に向かうためカクレグラから西の尾根を下っていきます。


落葉樹の落ち葉で歩きやすい尾根道を中部電力の鉄塔を目標に下っていきます。
途中、161の鉄塔方向へ下らなければならないところを162の鉄塔まで行ってしまって引き返すハプニングもありましたが、鉄塔からの眺めはどこもいいですね!
161の鉄塔から永源寺グリーランドの展望


滝をすぎて、川を渡り林道に出てきました。ココに巡視道の道標があります。
朝から夕方の今まで快晴の見晴らしのよい一日でした。


私は朝のモノレールの登山道を登っていく途中で地図を落としてしまって、Aさんの後ろを付いていくだけの一日でした。
タイジョウからの尾根はAさんもGPSで何度も位置を確認しておられましたが、テープや道標が少なくとても一人で歩けるようなコースではありません。
けれど、鈴鹿も今までは三重県の平野から眺めている鈴鹿山脈しか浮かばなかったのですが、先週の君ヶ畑から御池岳へ歩いたときと同じように、滋賀県側の鈴鹿の奥深さに触れることできました。
また、絶好の見晴らし日和に恵まれて大感謝です。