弥山川(白川八丁〜滝見平ピストン)
2006年9月20日(水) 晴 


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白川八丁 9:35〜 ガマ滝 9:55 〜 一の滝 11:00〜 12:30滝見平(お昼休憩) 13:30〜一の滝〜ガマ滝〜白川八丁 16:05


おやじさんと連絡を取り合って、念願がかなって次回は弥山川から弥山へ登ることになりました。
弥山川のルートは、7月に奥駈けで一緒だった青年から教えてもらいましが、情報を得るごとに、「熟練者向け」・「沢越え、階段など恐怖の連続!」等々、緊張を強いるような情報が多々。そこで、次のような心構えで歩くことにしていました。

 1. 当日が雨の場合は勿論、前日、前々日が雨の場合も弥山川が増水して大変そうなので中止にすること。
 2. テント泊などの重量の装備はやめて、極力軽装備でのぞめるスケジュールにすること。
 3. エスケープルートを用意しておくこと。
 4. スパッツは必ず着けること。(手袋も)

しかし、それまで期間もあるし、明日は天気も良さそうだし下見をかねて途中までピストンすることを前日の夜に決めました。当日は、普段通りに6時に起きお弁当を作り、7時前に家を出ました。ところが、市内を出るまでに通勤渋滞にひっかかり長原の近畿道入り口まで時間がかかりました。

天川川合を抜けて熊渡(くまど)からは、林道をゆっくり、ゆっくりと走って行きます。今年の春、馬の鞍峯へ行った帰り道でタイヤを新しく買わなければならないようなパンクをしたニガーイ経験があるので、ゆっくり、ゆっくりと・・・。

白川八丁の所へ車を止めて、歩き出したのは9時半を過ぎていました。


林道白川八丁入り口

通行禁止の看板があります
白川八丁のカラ沢

快晴です! 絶景です!

しばらく歩くと川が流れています。
帰りににどこで地下へ流れ込んでいるのか探してみようと思います。

ガマ滝
この滝の左側をまいていきます。
1本の倒木が巨岩を支えているように見えました!?

 ガマ滝をすぎてからは、大きな岩にへりついて越えたりしながら、沢を上がっていきます。
 途中、こんな木に出会いました。
 沢の岩に根を巻いた巨木です。この木を見て、「天空の城ラピュタ」を思い出してしまいました。私、この年になっても宮崎駿の初期の映画は大好きなんです。

この沢の写真を撮ったのちに左方向へまいていきました。

 ここまでは、沢渡が会ったり、ハシゴが流されているために急な斜面をよじ登ったりしますが、変化があって楽しいくらいです。


一の滝

 突然に滝が姿を現します。すぐ目の前に滝壺があるので、水しずくが顔にかかります。

 滝の前の橋を渡り、岩と岩のトンネルを越えます。
 ここからは、急な斜面の連続です。
 「どこまで続くこのハシゴ!(=「ぬかるみぞ」がオリジナル)」と、舌打ちしたくなります。けれど、途中で後ろを振り返ると歩いてきた白川八丁が遙か下に見えて、これもいい景色です。(ココ写真なし!)
一の滝から1時間半で滝見平に到着。
 写真では、手前の木があるため見えませんが、この木の下まで「双門の滝」は続いています。滝の右側の大岸壁も見事です。

 ここで、お昼休憩にしました。
 白ご飯に、鶴橋の国際市場で買ったキムチと豚足。
 豚足は、お酒のアテにはいいですが、弁当のおかずには不向きでした。(持ち帰る骨ばっかし)
 休憩後、河原避難小屋まで行きそこから尾根道へ出ようかとも思ったのですが、今日はここで引き返すことにしました。

 斜面が急なのでゆっくりと帰りました。
 白川八丁では、川の水がなくなっていく境目も確認してきました。あれだけあった水量は地下へ流れていくようです。

 今日は、本当にいいお天気でした。午後も西斜面にいるおかげで、明るい午後の日差しの中で弥山川の景色を楽しむことができました。

 車の所まで戻ってきたときに、私より少し年輩の男性が尾根道から降りてこられました。「下まで、ご一緒しませんか?」と声をかけて、私が着替えるまで少し待ってもらいました。
 お聞きすると、「大川口(おおこぐち)に車を止めて、鉄山(てっせん)から弥山へ登ってきました」、とのこと。この時まで大川口を「おおこぐち」と読むのに気付きませんでした。(反省!)


私も、「不動窟」で水を汲んで帰りたかったので熊渡を右折して大川口に向かいました。
「白川八丁から大川口までの林道を2時間歩くつもりだったので、助かりました」と、ご丁寧に礼を言っていただき、こちらが恐縮してしました。HPのアドレスを教えていただき、この後は温泉に入って高槻へ帰られるそうです。


帰宅後、その方のHPを拝見しました。びっくりです!「昭和ひとけた低山ひとり旅
定年退職後、パソコンをプログラムから勉強して、同時に山歩きも始められました。山歩きも日本全国にわたり、いろんな山を楽しんでおられます。
良き先輩に出会えたように思い嬉しくなりました。ぜひご覧になって下さい。


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