高畑山・那須ヶ原山・油日岳(鈴鹿南部)
2006年12月16日(土) 晴れ後曇り

同行:Aさんのレポ ●お勧めです。ぜひご覧になって下さい

広域地図はこちら   詳細(?)地図はこちら

鈴鹿峠登山口08:00〜鏡岩08:05〜ナイフリッジ08:50〜高畑山09:20〜溝干山09:50〜坂下峠10:00〜唐木山10:35〜三つ頭山11:20〜11:40那須ヶ原山(お昼休憩)12:10〜三国岳13:20〜加茂岳13:50〜油日岳14:00〜林道出合14:30〜14:45奥余野森林公園駐車場

●鈴鹿峠(標高350m)へのアクセス ここ重要
国道1号線を三重県から下る場合は、鈴鹿トンネル出口から減速して出口を出てすぐに左折。(後続車に注意)
国道1号線を滋賀県側から上るときは、鈴鹿トンネル手前の追い越し車線を右折。「万人講常夜燈」の標識あり。
峠から1号線に戻る場合は、見通しが悪いのと1号線の通行量が多いので要注意!!


 9月に白川八丁でお会いしたAさんから、「鈴鹿南部3山を縦走しませんか?」とメールをいただき12月の第2週か第3週の天気の良い日を選んで行くことになりました。今年の12月は雨の多い日が続きましたが、ようやく16日は天気も良さそうなのでこの日に決定。

 当日は、奥余野森林公園駐車場の駐車場で7時半に待ち合わせをしてここに1台停めておき、もう1台で鈴鹿峠に向かう予定です。

 5時半に家を出れば充分時間通りに着けるはずなのですが、小学校の遠足の時や魚釣りに行くときと同じように、目覚ましが鳴る前の4時過ぎ起き出しました。大きな物音を立てないようにコーヒーの用意やお弁当の準備を済ませて出かけました。家内も気がついたようで、「気を付けて!」と玄関まで見送ってくれました。

 西名阪の「柘植I.C.」を降りて県道を水口方面に向かいます。県道が道なりに90度カーブしているところを過ぎてすぐに、余野森林公園の入り口を右折。しばらく走ってT字路を左折して2キロ程進むと左手に奥余野森林公園駐車場があります。
 右にトイレもありますからここが奥余野森林公園の駐車場のようです。トイレの前は東海自然歩道になっているようすで、「壬申(じんしん)の乱〜通路」や「源義経が通った道」等の説明がありました。


 7時20分頃にAさんが到着。Aさんの車で西名阪・1号線を経て鈴鹿峠の「万人講常夜燈公園」へ向かいます。道路は山裾を遠く迂回していて、2車線の自動車道を30分ほど走りました。

 登山道の標識横のスペースに駐車して出発。5分ほどで三重県指定天然記念物「鏡岩」です。岩の上に立つと三重県側の1号線、登り車線・下り車線が見えます。ここからナイフリッジを経て高畑山まではアップダウンの連続ですが快適な尾根歩きです。

 スパッツは着けなかったのですが、ナイロン素材のズボン(ユニクロで買いました)のおかげで、クマザサの朝露はズボンの中までしみこむことはありませんでした。


高畑山

ナイフリッジ手前の北側尾根

ナイフリッジ


 高畑山へ到着です。北西方向滋賀県側の写真です。パノラマモードにしていたのですが、境がハッキリしなかったためでしょうか自動でパノラマ生成できませんでした。残念ながら、遠くはかすんでいて良く見渡せません。

 第2名神もこの区間はほぼ完成しているようで車が走っていました。直線距離が長そうです。

 これから歩いていく南側の尾根です。HPの情報によれば、溝干山から坂下峠の下りと、坂下峠から唐木山への登りにはそれぞれガレ場があるそうです。
 

溝干山頂上(視界はありません)

ガレ場巻き道の案内

ガレ場のようす


 坂下峠で今日初めての登山者にあいました。

 この峠は今の鈴鹿峠に1号線ができるまでの「旧1号線」だったとの情報をどこかのHPで見ましたが、滋賀県側の少し下がったところは道路らしい体をなしていますが、峠と三重県側はその面影もありません。

 左の写真は、坂下峠です。右の写真は、唐木山のがれ場へ向かう途中で北側の尾根を撮影しました。写真の下の方で大きく砂土の見えているところが坂下峠です。

  

急斜面を下っていくAさん。

唐木山

途中の岩場展望台


近づいてきた唐木山

唐変木山=これはウソ!

遠くなってきた溝干山


三つ頭山(ここも視界なし)

那須ヶ原山への分岐

那須ヶ原山の三角点(標高800.0m)


 尾根の分岐から北へカラ松林を抜けると、那須ヶ原山山頂です。ここでお昼休憩にしました。那須ヶ原神社の祠があり、扉を開けると小さな祠がありました。祠の前には登山ノートがありました。

 今朝から遠くでヘリコプターの音が遠くでしていましたが、歩くごとにその音が大きくなってきました。この近くで工事をしているのかもしれません。

「また来てね!那須が原山」

那須ヶ原山を後にします

那須ヶ原山


 残り三分の一程度です。

 気になっていたヘリコプターの姿も時々見えるようになりました。どうやら那須ヶ原山南斜面で伐採した木材を、尾根を越えて運んでいる様子です。「採算が採れるのかな?」「”放っておいてくれ!”と、言われるかな?」とつぶやき合いながら、私たちは尾根のアップダウンを繰り返し進んでいきます。

中央の写真:忍者岳への分岐(尾根から10m) 右の写真:加茂岳頂上の道標


 油日岳に到着。ここからは、柘植の町が一部展望できます。

 小さな広場には祠があり、その前の一本の木が平野の方に手を振っているように見えました。

 油日岳からは20分ほどの急な斜面を下っていき、川の音が聞こえ出すと急な斜面も終わりました。

 気持ちが緩んでいたのか、小さな沢を越えるとき足を踏み外し前のめりに転けてしまいました。左指を少し打っただけでたいしたことはなかったのですが、終わりがけにケガをしてはツマらん!!

 小さな滝をいくつか通り過ごして、林道の終点に到着。
 林道を10分ほど歩いて、駐車場まで戻ってきました。

 その後、朝と同じく西名阪・1号線を経て鈴鹿峠へ向かいました。


 標高はそんなにはありませんが、歩きごたえのあるコースでした。今回は山頂に立つと西風が冷たかったですが、それ以外は暑くて汗もかきました。夏ならばバテてしまったかもしれないと思いました。
 もうすこし晴れていれば遠くまでの景色を楽しむこともできたでしょうが、鈴鹿らしい自然を楽しむことができました。

 今回Aさんに誘っていただいたおかげで、鈴鹿にもまた行けそうです。本当にありがとうございました。


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