迷岳(布引谷から庵の谷林道へ)
12月19日(金)快晴



●10:28 布引滝の一部(落差111M・全国8位)


周辺地図  (+印が迷岳)=詳細地図がありませんのでAさんのレポートを参考にしてください。
同行のAさんのレポ


<往路>
自宅出発 05:10 = 西名阪「針インター」・国道166号線 = 07:20 庵の谷林道(作業小屋) 07:33 = 07:50 平瀬橋
<山歩き>
平瀬橋 07:53 〜 08:39 作業場跡 〜 10:28 布引谷 〜 10:46 山の神 〜 11:55 スメール道との合流 〜 12:15 迷岳(1309M) 12:35 〜 P1285(柚子の木平)13:12 〜 14:06 (1190m)大熊谷の頭 14:15 〜 庵の谷林道出合14:53 〜 15:30 庵の谷林道(作業小屋)
<復路>
庵の谷林道(作業小屋)15:35=16:00 平瀬橋 = 往路を逆順にて = 自宅着18:30


Aさんから「布引谷から迷岳へ行きませんか?」とメールをいただき、ネットで調べてみると「難路」とのこと。
今回もロープを用意しました。

朝起きて東の空を眺めるとまだ日も射さず暗いながらも今日の目的地方向は快晴のようです。
166号線をスメール方向へ右折して蓮(はちす)ダムを越え庵の谷林道の入口に着くと、入口には大きなトラックなどが入れないような対策でしょうか、鉄筋の門がありました。
川沿いに上がって行ったのち、川から少し離れた広場にA さんが先着しておられました。
ココから先の林道は、林道に放水管の埋め込まれて凸部になっている箇所が多くて、最低車高が高くホイールベースの短い車でないと通れないとのこと。

靴を履き替えAさんの車で蓮ダム下の平瀬橋に向かいます。


平瀬橋を渡って、左の林道を進むと約30分で作業小屋に出ます。高度を下げることなく斜面にそって布引谷を登って行くようです。
ヤマケイの「大峰・台高・紀伊の山」によれば、もっと川沿いのルートだったのですが、川を何度か渡らなければならなったようです。
崩壊地を過ぎてすぐに谷へ降りて行く道もありました。きれいな小沢を横切ったのち、植林地のなかでテープを探しながら進むと滝の音が近づいてきます。「布引滝」へのちいさな目印が示す方向に降りて行くと濡れた落葉樹のつもった滑りそうな斜面。
Aさんは、最近の山行きで怖い目にあったとかで今回は中止。私だけ斜面を下って滝の近くまで行きました。

後日ヤマケイの「大峰・台高・紀伊の山」を読み返してみると全国8位の落差があるとか・・・。
一度滝の全容を眺めてみたいものです。

分岐に戻り頼りなさそうなロープを頼りに少し登って行くと「山の神」がありました。乙女のようにも見えるし、頬杖をついて考え込んでいる仏さんのようにも見えます。ここからは明るく歩きやすい尾根道になります。
お腹もすいてきたので、ここら当たりで休憩タイム。

●07:58 平瀬橋

●08:00 蓮ダム
●08:39 作業小屋

●09:03 中央が布引山(1081M)?

●09:04 崩壊地
●09:19 きれいな沢を越えて植林地へ
●09:50 滑りやすそうな木の橋
●10:08 蓮ダム方向
●10:46 布引谷分岐すぐ上の「山の神」
●10:56 明るい尾根

朝、広瀬橋から山並みを眺めたときに山頂が白く輝いていました。スメールからの尾根にでて迷岳を眺めると山頂付近は光に輝いています。

●11:55 スメール方面からの尾根に合流

●12:05 迷岳山頂手前 霧氷がきれいです。

迷岳山頂は、青い空に木々の霧氷が浮かび上がって極上の瞬間です。しかし、寒い・・・。
●12:16 迷岳山頂


迷岳山頂は北風が吹き抜けて寒いです。しかし、5メートルほど南側の斜面まで下ると風も当たらずポッカポッカ。
遠く尾鷲方向には熊野灘を見渡すことができました。冬の空気の乾燥したこの時期には、こんなご褒美もあるんですね!?

それまで私は、「見晴らしがきかんなあ」とか文句ばっかしを言っていたのですが、そんなことを忘れて「良い時に来れてよ
かったな!元気でこうして山歩きできることに感謝やな!」と豹変しておりました。

迷岳山頂で20分ほど過ごした後に、南西側の尾根を下って行きます。しばらく行くとこんな素晴らしい景色がお出迎え。 ●12:46

●12:55 迷岳山頂から10分ほど南に歩くと南へ180度見渡せる場所がありました。高解像画像は画面をクリックしてください。

●13:22 尾根が二つ重なったようななだらかな尾根。落ち葉が絨毯になって快適です。

●13:27 尾根の登山道にだけ苔がむしていて、歩くのがはばかれるような道です。
●13:50大熊谷ノ頭( P1190)手前尾根から眺めた南方向。 迷岳から南の尾根は、またもう一度訪れてみたい尾根です。
●14:20 大熊谷(1190m)の頭付近の尾根

●14:44 ネット越しに遠くに昨年暮れに歩いた三峰から高見山への尾根が望めます。

庵の谷林道との出合いの出て、30分ほど林道をテクテクと歩いて駐車した位置に戻りました。
ところどころに、私の車でもマフラーを摩りそうな凸部がありました。


平瀬橋までAさんを送って、私は166号線の「たかみの里」で水を汲んで帰りました。

Aさんのおかげで快晴に恵まれた一日、霧氷や尾根の自然、素晴らしい景色に出会えて今年最後の山歩きができ大感謝です。


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