熊渡・双門の滝・弥山川源流・八経ヶ岳・高橋横手周回
その2
2007年5月9日(水)快晴

 
      


「滝見平」を過ぎたコルから北側

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《往路》
自宅出発 04:30。西名阪「柏原」から大淀町をへて国道309号線を南へ。熊渡(くまど)着06:30

《山歩き》
駐車位置 06:40 〜 白川八丁登山口 07:05 〜 ガマ滝 07:20 〜 一の滝 08:38〜 滝見平10:05 〜 11:10 河原小屋 11:40 〜 狼平小屋12:55 〜 奥駈け出合 14:20 〜 14:35 八経ヶ岳山頂 14:50 〜 奥駈け出合 15:00 〜 狼平への分岐 15:36 〜 ナメリ谷への分岐 16:40 〜 林道終点 17:33 〜 駐車位置 17:58

《復路》
駐車場出発 18:30。往路を逆順にて自宅着20:25。


「滝見平」を過ぎると明るく開けたコルに出ます。
少し下って沢に出て、沢歩きが続きます。今日は、日差しが強く首の後ろや腕がヒリヒリしてきました。

下りのはしご

頂仙岳

沢に出てからは、水の量も少ないのでしょうか足の置き場を探すこともなく、快適な沢歩きです。












「河原小屋」到着です。
小屋の中はきれいに掃除してあって、毛布も4・5枚準備してあります。
ココで食事休憩の後、狼平へ向かって沢歩きの再開です。
河原小屋
小屋の内部


しばらく歩くと、岩も大きくなってきてガレ場の雰囲気になってきました。
沢が二つに分かれていて、右側のガレ場を上がっていきます。
垂直のハシゴがかかった場所は、左へ迂回するルートがありました。









垂直のハシゴ



上の写真の「鉄棒の回廊」を渡ってすぐに、狼平の吊り橋に出てきました。一度左岸にでて吊り橋を渡ると狼平小屋です。

今日初めての登山者に会いました。私は、弥山川の源流を目指して沢を上がっていきます。
地図では、沢が二つに分かれていて上流に向かって右の沢をつめれば八経ヶ岳のちかくに出られるはずです。
途中で、足を踏み外して右膝まで水につかったりもしました。

沢の水も少なくなって来たあたりからが、実は本日一番の難行苦行でした。
尾根が開けてきて、もう少しで尾根に出られそうになってからが、またもや「ハーハーゼィゼィ!!」です。

八経ヶ岳の山頂近くに出るはずが、弥山辻に出ました。ココからは、平坦な奥駈け道を八経ヶ岳の山頂目指して歩きます。


歩き出して約8時間。ようやく八経ヶ岳の山頂です。
東京からの男性が休憩中でした。今日は弥山小屋泊まりだそうです。一瞬、「私も弥山小屋泊まりにしょうか?」という気持ちにかたむきました。
しかし・・・。

八経ヶ岳の山頂から弥山。
東方面のパノラマはこちら。1070*330pixells

時刻も3時近くになってきました。
レンゲ道からの下りはまだ歩いたことがありません。また、尾根道から白川八丁への分岐も分かるかどうか不安になってきました。急いで、下山です。

右の写真の中央部が、頂仙岳のようです。


狼平への分岐です。


狼平への分岐を過ぎて、地図では「ナベの耳」を通過してから、白川八丁への分岐があるのですが、「ナベの耳」がどこか分からないままに通り過ぎたようです。

頂仙岳を左に巻いて、白川八丁への分岐を見過ごして磁石を見ると西へ栃尾辻のほうへ10分ほど歩いてしまいました。
すぐに戻ってテープを目印に白川八丁方面に下っていきます。尾根から少し降りるとテープはしっかり貼ってあります。
片手に磁石を持って北を確認し、頭にはヘッドランプを用意して、一応準備万端です。


水音が聞こえだして、林道の終点が見えて、やっと一安心。
なんとか、ヘッドランプを使わないうちに熊渡へ帰り着きました。
もう少しで林道というところで、転けて尻餅をつき泥まみれになったズボンとシャツを着替えました。

私の車の前に停めていた広島県の福山から滝見物に来た男性が、明日は双門の滝まで行くとのこと。
地図もないようすだったので、私が使った地図をプレゼントしました。

沢歩き・ハシゴ歩きの繰り返しのバラエティに富んだロングコースでしたが、良い天気に恵まれ、なによりも、60才を過ぎて健康でいられることに大感謝です。


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